新聞から経済を学ぶ

今日は大学で、『日本経済新聞の読み方講座』がありました。

まずは、新聞社という情報を扱う業界の第一線で働いていらっしゃる現役編集者の講師の先生から、最新の国内の経済状況についてのお話がありました。

‘現在景気は少しずつ回復してきているが、この理由というのが、人件費などのコスト削減が大きく影響しているからであり、結局採用状況は“悪いまま”’、だそうです(沈)。

先生からは「早めに準備に取り掛かることが大切である!」とアドバイスしてくださいました。
この3年生向けのキャリア支援講座では今日も含めこれまで外部から3人の先生(毎日コミュニケーションズリクルート日本経済新聞者)に講義していただきましたが、いずれも“就活開始時期の前倒し”を強調なさっていました。

今日の先生が挙げられていた対策は、「夏休みまでには具体的に働きたい業界・業種まで決める」こと,そしてもう一つ、「経済の動きを把握をする」こと。この2つ,特に後者の作業に一番効果的なのが『新聞を読むこと』だそうです。

日経新聞は、ページごとにテーマが決まっていて(新聞とはどれもそういうつくりなのかな?)、今日は何の目的で何処の記事を読めばよいのかをじっくり教えてくださいました。


以下、本日の講義内容;

<新聞を読む目的>
1. 具体的な企業選び⇒将来性のある会社を見つける!
2. 日本経済の動きを把握⇒会社がほしいのは経済をよく理解している人(知らないと大きなマイナス要素になる)

<就活に向けて最低限やるべきこと>
・1,3ページ [総合]
・4,5ページ [経済]
・9,10,11ページ [企業]
・13ページ [投資,財務]
 の計8ページの“大きい見出し”を中心に一日15分ほど毎日続ける。
新聞を読み慣れていない人,経済に明るくない人にとっては日経新聞は読み辛いかもしれない。先生のアドバイスは「一生懸命読まない!」ある程度力を抜いてよい,ただし毎日続けること。一ヶ月続ければ、重複する内容や他のとの関連が見えてきて理解できるようになる、とのこと。

とくに9〜11ページの[企業]の面は、今後将来性がある会社を探す手がかりになるので中ぐらいのサイズの見出しまで読むほうがよいとおっしゃっていました。

<企業選びのポイント>
・会社が今後の成長性は売上高と利益から読み取る
CSRへの取り組み,コンプライアンスへの意識
・インタビュー記事を参考に、会社のトップの考え方を探る⇒自分の感性と合っ た会社を見つける
 《日経新聞におけるインタビュー欄》
   1)毎週水曜日 ベンチャー・中小企業の社長へのインタビュー
   2)毎日 9ページ左隅枠『ひとこと』

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と、要約するとこんな感じです。

私は、新聞読むのが非常に苦手で今までできるだけ避けて通ってきましたが、「そろそろまずいかな…」というこの時期に今日の講義を聴けてとてもよかったです。帰りの電車の中で早速1&3ページを読んできました。慣れていないせいか時間がかなりかかりましたが、先生の言葉を信じて(というより自分を信じて)一ヶ月続けてみようと思います。

今年大学3年生の同期の皆さん、一緒に頑張りましょう!!!!!