リレー講座『世界金融危機と脱出口』

昨日は授業が終わってから、寺島文庫リレー講座を聴きに半蔵門へ。

第4回目の昨日は<金融>と<日本の未来>がテーマだった。
金融かぁ、全然わからないんだよなぁ、、と思いながら東京に向かったが、講演会はとても興味深いものだった。

前半になされていた金融の話はやはりよくつかめなかったが、結局ここで“原因”となっていた“過去の失敗から学ばない”ことが、講演会の後半のテーマだった<今の日本の問題点と将来への展望>の部分にも重視すべきこととして強調されていた。

昨日は徹夜だったので、とりあえず今日は報告というか簡単な感想にとどめてもう休むことにするが、スペシャリストの提言をたくさん聞いて自分なりに主張することが大切だと知った。

シンポジウム『中東の今と日本』

今日は東京で開かれたシンポジウム『中東の今と日本 私たちに何ができるか』に行って来た。

きっかけはいろいろある。
今期の授業でとっている『History of Muslim-Christian Relations』で歴史からイスラム教について勉強し始めこの分野に対する関心が爆発した(今まで知らなかった分)。続けて『Food Culture in the World』でイスラム圏の文化を別視点(日常生活)から眺めて揺るぎない興味となる。そんなところに、今秋に聴講している『寺島文庫リレー塾』で東京外語大の教授がパレスチナイラクの現状を解説して下さる回があった。そのときに配布されたのが今回のシンポジウムのチラシだ。

もともと宗教やそれに付随した芸術に関心を抱きやすい性質であったが、これを機に苦手な社会学にも目を向けてみようと思ったのである。

さて、今回のシンポジウムは『中東カフェ』という研究プロジェクト主催の報告会で、大学教授や研究機関の調査員,外務省の職員など、現役でこの地域の研究をされている方々がパネリストとして登場した。

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時間は11時から18時まで。非常に濃い内容でこのボリューム。
全ては把握できていません、という状態だった、私がね。

しかし、今回私なりに“注目したい(知りたい)事柄”というのが既にあったので、とりあえずそこだけは取り損ねないよう注意した。

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□第一部のテーマは<アフガニスタン情勢>
3人のパネリストからの報告があったが、そのうちお2人が発表していた〔アフガニスタン内の政治主導側と武装勢力側の対立〕,また〔他国の介入が注意すべき“匙加減”〕の話は、私には予備知識があまりに無さ過ぎてほとんど理解できなかった。ノートにはキャッチした情報全てを書き込んだが、とてもこんなところに要約なんて無理である。

最後の一人が取り上げていたのは『ジハードと殉教』のテーマだった。

この“ジハード”と“殉教”という言葉は本屋でもこの2語の関連性を示すタイトルが多く並んでいる。これまで私が読んできた本にも上記の関連性を“有”または“無”といった二者択一的な解答をしている本が多かった。しかし、ムスリムは今や世界の4分の1の人口を占める。クルアーンやスンナ(ムハンマドの言行)の解釈,そこからなされる宗教行為は人それぞれであり、一概に「ムスリムの考え方はこうである」と定めるのは不可能であると思う。

自殺を禁じているイスラームが殉教を認めるか否か、という問いは特にデリケートなものである。そのため、私自身、もうちょっと基本的な知識を身に付けてから…と、正直文献調査があまり進んでいない領域である。が、非常に関心を持っているテーマだったので、発表された事実と多くの要素に驚き、また見方が変った。

研究者によるこのテーマへの鋭い分析に、多くを学ぶことができたが、ここもやはりまだ自分の言葉でまとめられないので、この辺で切り上げたい。

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□第二部は<石油産出国とどうつきあうか>
という題だったので、「経済はムリ」という苦手意識から“しばしの頭の休息時間”と定めていたが、実はここが一番私の関心を刺激した部分だった。なぜなら、トピックが“石油”だけではなかったからだ。3人のうち2人のパネリストの発表は主に題の後半の日本がこの地域とどう“つきあうか”の部分に主眼が置かれていた。

 ①サウジアラビアの近代化
イスラームとの関係が特に強いサウジアラビアも石油による経済力の急上昇により、近代化が著しく進んでいる。その象徴がメッカのカアバ神殿のすぐ後ろに聳え立つ『メッカ・ロイヤルクロックタワー』である。およそ1400年に渡り多くの巡礼者を迎えてきた聖なる地の変容に一番驚いているのがムスリム自身なのだそうだ。一方で、Wikipediaには、巡礼者にとっては宿泊の場所がこれまで悩みの種だったため、このビルの完成は悲願ともいえる、と分析されている。

 ②日本への関心I
近年、サウジアラビアとイランでは日本文化に対する関心が高まってきている。特に、サウジアラビアではラマダーン断食月)の間だけ放送される一日5分×約30日の番組で2年ほど前一ヶ月『日本特集』が組まれ、多くのサウジアラビア人が日本文化に興味をもったそうだ。その影響あって、来年の2月に行われる“万博”のようなサウジアラビアの祭典『ジャナドゥリア祭』で唯一のゲスト国として日本が招待された。そこで日本文化紹介のパビリオンを開くことになるのだが、一つ要求があってマンガ・アニメのコーナーを含めるように、とのことらしい。遠い気がしていたサウジアラビア、多くの習慣が異なる彼らも日本のマンガ・アニメを好きなのだと知ってとても嬉しかった。

 ③日本への関心II
続いて、同じくサウジアラビアから今度は日本の教育への評価が高まっている、という発表がなされた。それは、現地の日本人学校が行っている生徒自身が行う“教室掃除”の制度にサウジアラビアの政治家?高官?教育者?(名前及び役職失念…)が関心を持ち、ぜひ日本式の教育をとの希望からサウジアラビア人の子どもの受け入れを試み始めたそうだ。サウジアラビア人の富豪の家の子どもは学校に通う際、一人一台車が与えられていて(運転手は外国人)それで通学しているそうだが、日本人学校はそこへの入学者にスクールバスの使用を義務化している。子どもたちはまた、スクールバスの運転手に毎朝挨拶するよう言われている。そんな取り組みあって、家でも親やお手伝いさんへ挨拶する習慣がそなえられる日本人学校は、団体行動が身につくといった効果もあって、保護者たちからの評価も上々らしい。「人にもモノにも礼を尽くす日本人の心」が理解さていることに驚きとやはり喜びを感じた。

『プロフェッショナル』 絵画修復家の仕事

NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』を観た。今夜のプロは“絵画修復家”だった。

これまで抱いていたこの仕事に対する華やかな印象が全て吹き飛んだ。
待った無しの劣化進行中の作品たち,要求される作業の細かさ,何十年も経験を積み重ねたプロでさえ一瞬躊躇するほどの新たな難題を引提げて運ばれてくる困難な仕事の数々。

この世に2枚と存在し得ない美術作品。失敗は許されない、という重圧の中であえて自分がやろうという決断。

十分完成と捉えて然るべき修復済作品にも少しでも引っ掛かりを覚えたら自分自身に問いかけるという;作品はどうしてほしいのか?と。作品との対話を試みながら作品のあるべき姿を目指す,たとえリスクを伴おうとも…。

もとの作家の感性を機敏に読み取る“芸術家”と、完成形(=作家が創った時の状態)が予め定められそこに近づけていく“技術者”の二つの役目を担わなくてはならない。想像以上に過酷な仕事だった。それを一つ一つ全力でやりきる姿に純粋に凄いと思った。

普段美術館で鑑賞する絵画の多くが、彼女のような職人の情熱と覚悟によって今日に伝えられているのだと改めて認識した。

再放送は11月29日(月)午前11時〜 BS2にて。

知識のリンクと問題把握の糸口

昨日のブログに書いた2番目のアドバイスに習って、文体を変えてみる。
もうお気付きのとおり、語尾の変化だ。

最近、これまでの学びを通して培ってきた知識が自分の頭の中で次々と連鎖をおこす段階に突入し毎日が面白くて仕方がない。それに伴って感ずる“無知の知”へのもどかしさ,知識の浅い学習者の立場から浮かぶ素朴な疑問や未熟なりにも思考をフル回転させ至った意見など、いろいろと思う機会も多くなった。
就活もこれからより活発に辛抱強く取り組んでいかねばならない状況に入っていくと思う。

これからはこのブログを自分との対話の場としても活用していきたい。
そう思って、少々無愛想とも響き得る文章ではあるが、「である」調に思い切って変えてみた。

印象は変われども、これからも多くの方に読んで頂けることを望んでいるし、これまでのような語りかけを大事にしていきたいと感じている。

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金曜日に受けている『世界の食文化』は、2週ずつ講師の先生が入れ替わる珍しいスタイルであるが、“今”の世界の“現状”を掴む上で非常に貴重な情報源となっている。なぜならば、先生方は皆、過去に商社の社員として海外での駐在経験が長く、その土地の特徴を肌で感じとる経験をされてきた。その印象を日本人的感覚から抱いた感想を交えて説明して下さる。この学部で教えていらっしゃる教授の大半を占める“学者”先生の授業とは趣が異なり新鮮である。もちろん彼らの多くも“現地”での研究を経験されているが、授業に個人的な感想・意見が入ることは極めて少ない。(おそらく学生を一方の側に導いてしまわないための配慮だろうと考える。)

今までこの授業を通し、中国,アラブ,ヨーロッパを眺めてきた。食文化と題しながら学ぶ内容は食だけにとどまらず、その地域の歴史や文化,その地域に住む人間の価値観・アイデンティティの解析にまで及ぶ。

その“内面への掘り下げ”は歴史や社会学の授業で学んできた事柄(ケース・スタディー)の理由(きっかけ・原因)を探るための有力な手段となる。特にグローバル化された現代において、この日本も悩まされ続けている“他国(特に、隣国)との不和”は、この異文化理解が十分でないことが原因の一つだと私は考える。

利害や価値観が複雑に絡み合った国際問題(紛争/対立)を把握し,理解を経由して解決に辿り着くには、異なる複数の“視点”からの考察が必要不可欠である。

そういった意味で、上に挙げたこれまでのトピックのうち、中国とアラブの回は自分がこれまで知らないことが多かった分、格段に面白く、また大変に感銘を受けた。

いつか、それ関連の話題についてここで書くとき、授業で得た情報も交えたいと思う。

−ブログ再開への決意−

こんにちは!
昨日の凍えるような寒さから一変、今日は青空が拝める気持ちのいい天気ですね。

“ネタが見つからない平凡な毎日”&“文章作成能力の欠如”を自分への言い訳に更新を滞らせつつあったこのブログですが、コンピューターの授業『Media and Information』で学んだブログの重要性に感化され、今日から再開を試みることを決意!

授業では基本的な仕組みはもちろん、この“個人日記”が意外にも現代社会において大きな影響力を持つコミュニティーを形成していることを知り、「そんな有難いツールだったのか!」と甚く感動しました。

と、同時にその素敵な機会を粗末に扱っていた自分にガクッっときました、、、

で、なんで私はこんなにブログ書くの下手なんだ?!ってことなんですが、授業中に見たNHK製作の番組『ITホワイトボックス』でたくさんアドバイスが紹介されていました。
さぁさぁ、おさらいしてみよう♪

<其の壱> テーマは一つに絞れ!

<其の弐> 文体にひと工夫

<其の参> 誰もが知っているネタを自分なりの切り口で!

ポイント一つ目から既に引っかかってますな、カテゴリーが多過ぎだ。
文体も特に凝ってないし〜、というか文体以前に文章がなってない。ボキャブラリーが貧相過ぎる(TvT)
三つ目は…、心掛けてはいるけど、果たして客観的に読んでどうなのかはイマイチ自信がない。ごく普通〜な感想・意見しか述べてない気がします。

う〜ん、やっぱり難しいなぁ。

でも、番組ではもう一つアドバイスがあって、人気のブログを(ある一定の時間でも)たくさん見てればポイントがつかめてくるのだそうな♪

まずここから取り組んでみるか。

じゃあ、また☆

秋学期、今の状況

はて、前回の更新から幾日経ったのか…?
ご無沙汰でした。

秋学期が始まって早一月半、
昨日,今日と多摩大両学部のキャンパスでは学祭が開催されました。

そのイベントの一つとして、SGS側の湘南キャンパスでは昨日、寺島学長の講演会が行われました。

オバマが直面している状況をアメリカ(人)的志向に絡めて解説されていたので、この分野(特に経済,金融)に大分弱い自分も今のアメリカ社会が抱える問題点をなんとか把握することができました。

講演会が終わると、続いて同じく湘南キャンパスにてインターゼミの集まりがありました。多摩キャンパスの学祭を離れられなかったメンバーもいて欠席者が多かったですが、論文内容を発表するプレゼンを12月に控え、どのチームも最終調整段階にピリピリと張り詰めた空気が教室に広がっていました。われらが観光チームも論文の章立てに議論が白熱していました。

昨年と同じで期限までにまとまるかどうかわからない状況です(^^;
就職活動と相まって忙しい毎日ですが、このいっぱいいっぱい感がなんとも心地よいです。

SPI対策開始...

と、いうわけで購入しました、SPI対策本。

SPIは7月に学校で受けた模擬試験の『非言語』の出来が壊滅的だったのに加え、一年上の先輩から「創立されたばかりでネームバリューがまだないこの学部から有名企業,或いは一流企業に入りたければ、満点をとりにいくぐらいでないといけない!」というアドバイスを先輩自身が受けた、というお話を伺ったので、私の場合そろそろ始めないとマズいかな…と。

購入したのは学校で模試を受験した後に解説してくださった外部からいらした(企業・団体名失念…)講師の先生が「非公開のテストなのに(本の中で)扱っている問題がオリジナルに非常に近い」と太鼓判を押していた、
『テストセンター対応 これが本当のSPI2だ!問題の再現度・情報の精度・説明の分かりやすさ−No.1 2012年度版』
という本。今調べたらAmazonでもSPI対策本の中で売り上げがトップのようです。

今まではリクルートの方や学校の就活支援センターの方,そして先輩方から細切れに情報を得ていただけだったので、今日テストの概要部分を読んでやっとSPIとは何ぞや?という基礎を少し理解できました。

そして、練習問題のほうはさっぱりわからず、、解説読んで「へ…、へぇ〜、なるほどね(棒読み)」といった具合…ダメだこりゃ(T-T)

まぁ、これからの努力次第ですよね、…ね?