目の錯覚を楽しむ

今日は授業とサークルが終わったあと、横浜そごう美術館で開催中の『エッシャー展』を観てきました。

エッシャー Maurits Escher (1898-1972)は建築装飾美術学校で建築を学んでいましたが、途中で版画科へ転じました。彼の版画は遠近法が使われており、非常に緻密なため、白黒の作品なのにまるで写真を見ているかのようでした。


また、旅行で訪れたアルハンブラ宮殿幾何学模様に衝撃を受け、その後の作品に反映させていきました。一見風景画のように見える作品の中に、動物(や人間)がこちらの目を欺くかのように配置されています。
『昼と夜』は何度見ても"写実的な田園風景"か"デザイン化された鳥"かどちらに焦点を当てるべきか悩んでしまう作品。そのまま画像を載せると著作権法に引っかかるので、画家の公式HPをリンクします⇒http://www.mcescher.com/ 興味のある方は→GALLERIES→Switzerland and Belgium 1935-1941と進んでください。"Day and Night (1938)"という作品です。


私がいいな〜♪と思ったのは、下がっているように見えて、実は上がっている水路の絵です。上がった先には滝があり、落ちた水はまた上がって……と永遠に水が循環し続けるという不思議な作品です。(Wikipediaの該当ページにリンク→http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/e/e8/Escher_Waterfall.jpg


この展覧会は11月16日(月)まで。