週の中で一番疲れを感じる木曜日

今日から『嵐が丘』の原文を教授に助けていただきながら読み始めています。
この前まで読んでいた『高慢と偏見』よりも登場人物の性格が把握しやすいです(^^)とはいっても、あまり進めていませんけど。


午後の『日本人の美意識』の授業では11月に授業のフィールドトリップとして企画展を観に行く事前学習として、“大蔵孫兵衛”という人物の携わった芸術品に触れ、また、彼の仕事についても講義を受けました。
恥ずかしながら今回授業で取り上げられるまで、この人物のことを全く知りませんでした。

大蔵孫兵衛は文明開化の影響で人気がなくなっていた浮世絵を売る仕事に早くから見切りをつけ、出版業や貿易業に進出し莫大な利益を築きました。明治という、国民の関心が大きく移り変わる時代の中、彼は民衆の欲するものをすばやく的確につかみ、自身のビジネスに反映させていきました。

彼が森村市左衛門と手を組み、築き上げた陶器の会社ノリタケの作品などは、昨日訪れた『大・開港展』にも出展されていました。彼について、知っていることが増えた今、もう一度その作品をみてみたいです。