今日から8月ですね。

高2の妹は塾やら部活やらで毎日忙しくも夏休みを満喫しているのですが、私のほうはといえば、授業は先週で終わりましたが来週に試験1つとEssay2教科分の提出を控えているためまだ気が抜けません。

先週今学期最後のインターゼミが終わり、今日は一日フリーな土曜日でした。

レポートを書きつつ、今日はプッチーニ Giacomo Puccini (1858-1924)のオペラ『トゥーランドット』のDVDを鑑賞。みなさん、小学館からでている『魅惑のオペラ』シリーズをご存知ですか?公演が全て収録されたDVDとストーリーや歌詞が載った解説本がついたDVD Bookで価格は3390円でなかなかお得だと思います。

今日見たのはそのシリーズの『トゥーランドット』で、ズービン・メータ指揮の北京・紫禁城公演です。演出は、中国人のチャン・イーモウ。彼は昨年の北京オリンピックの開会式の演出を務めた人ですね。

私が好きなのは、トゥーランドットへの盲目的な恋で周りが見えなくなっているカラフにピン,ポン,パンの三人の大臣がなんとか押し止まるよう説得する場面。あの歌の中国風の音階(音楽的な知識がないため変なこと言ってるかもしれないです。。)が随所に使われていて、それが妙にツボにハマるんです。3人面白おかしいキャラクターもこの血なまぐさい設定のオペラの中ではとても魅力的です。

そして、なんといってもリューのアリアが素晴らしいです。とりわけ太い声でも強い歌い方でもないのに、屋外であんなにも美しく響くフリットーリの歌は何度聴いてもため息が出ますね。

最後の場面も、演出を含めてこの話のスケールにぴったりの壮大なフィナーレになっています