大好きな作曲家: RespighiとVaughan Williams ②

本日5連休の三日目也―。
今日は妹の学園祭が終わってから、静岡の祖父母の家に遊びに来ています☆
渋滞がスゴかった…!もう高速道路の料金を元に戻して欲しいです。


さて、今日も音楽のおはなし。私が普段好んで聞くのは圧倒的に管弦と声楽なんです。だから、今後このブログ内で登場する曲もこの2ジャンルが多いのではないかと思います。


□オットリーノ・レスピーギ Ottorino Respighi 〔伊〕(1879-1936)
  『シバの女王ベルキス』 “Belkis, Regina di Saba (Belkis, Queen of Sheba)”
元はバレエ音楽ですが、編成が非常に大規模なため上演はほとんどされず、音楽部分だけ作曲者自身の手で組曲に編成し直されました。
レスピーギの楽曲はコンサート情報を漁って見つけたとしても大体『ローマ三部作(泉・松・祭)』までなのですが、この春『東京都交響楽団http://www.tmso.or.jp/)』さんがこの曲を取り上げてくださったのです!感謝(涙)!(実は、去年の冬にどこかの楽団が『教会のステンドグラス』と演奏したようなのですが、その時期は私の脳内はBBCのPeriod Dramas一色に染まっておりまして(汗)……チェック漏れでした。)
この曲に限らずRespighiの楽曲の魅力は時に重厚で時に鮮やかなオーケストレーションが聴き手に与える “爽快感”と音楽がしっかりと“物語”を持って伝えているところだと思います。
更に私がこの曲の中で好きなのは全曲を通してのティンパニの活躍と第4章最後の部分の管楽器によるファンファーレのようなフィナーレです。これをコンサートで聴いたときは、感激のあまり身震いするほどでした。
ちなみに私がよく聴くCDはサイモン Geoffrey Simon &フィルハーモニア管弦楽団 Philharmonia Orchestra 盤。この演奏が世界初録音(つまり、出ているCDのなかで録音が最も古い)だそうですが、それぞれの楽器の音色を鮮明に捉えているのでおすすめです。


レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ Ralph Vaughan Williams 〔英〕(1872-1958)
  『揚げひばり』 “The Lark Ascending”
昨日挙げた『タリスの主題による幻想曲』がきっかけで購入したマリナー盤を聴いていて次に好きになったのがこの曲でした。約16分のこの曲を目を瞑って聴くと、まるで自分が林の中に立っているような清々しい気分になり、この16分の間だけ頭の中にある悩み事・心配事から解放される気分になります。
この曲を聞きだした頃、上野の国立西洋美術館プラド美術館展が開かれ(2006年←ということは、私昨日のブログでVaughan Williamsとの出会いを“2年前”と書きましたが“3年前”の間違えでした。)、そこで観たスペインの森の中に水路を作っている絵(すいません、今自宅じゃないので手元に画集がなく絵のタイトルがわかりません。帰ったらまた書き足します!)の奥の景色がこの曲を聴いて自分がイメージする光景とあまりにも似ていて、その時は「V. Williamsはきっとイギリスの田園風景から構想を得て作曲したはずの曲なのに、なんで私のイメージはスペインの風景と合致したの?!」と少々ショックを受けましたが、この夏訪れたコッツウォルズのバイブリーで見た景色はこの絵の風景とまったく同じもので甚く感動したものでした。明日にでもまたそのときの写真をUPしますね(^v^)