波乱の中のグリーン・ニューディールチーム

前回と引き続き、グループとしての論文構築のための話し合いです。
今まで二酸化炭素削減の現状や方法について個人個人幅広〜〜く調査してきたのですが、ここへ来て、一つの論文としての終着点が見えなくなりました。

昨日のTOEFL対策講座で取り組んだReadingの練習問題が『グループワークの理想と現実』みたいなテーマでしたが、今日の会議はまさに後者を目の当たりにした気がしました。

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途中、水戸の常磐大学の創立100周年記念の講演を終えて東京に着いたばかりの寺島先生が九段下キャンパスに来てくださいました。常盤大学は1909年、常盤女学校の名での裁縫を教える学校を基に開校された大学なのだそうです。20世紀初頭の日本では“女子”が学ぶ場は本当に限られていて、その前身となった女学校の存在は、閉ざされた時代の中、非常に画期的であったことだろうし、とても輝いていたことだと思います。
寺島学長率いるわれらが『多摩大学』も上記の大学のように、雲行きのあやしくなったこの時代の中、大学として新しい道を模索し漸進しようとしています。いや、私は今日まで知らなかったので、「しようとしている」らしいです、というほうがいいのかな(^v^)

これからの大学経営を困難にさせる要素としてよく挙げられている“少子化”。しかしこの問題は、受験者の対象を“高卒すぐ,もしくは1,2,〜数浪を経験した若者”にしている場合です。でも、大学は「知りたい」と思う知的好奇心の欲求を満たす場であって、それはなにもAROUND 20に限ったことではないわけで、社会人であろうが年齢がいくつになろうが、学びたいと思っている人はいるはずなのですよね。日本の大学は他の国と比較してみても、社会人の割合がとても低いそうです。寺島先生が目指すのは、多摩大学を『社会人にも開かれた大学』にすることだそうです。月一回多摩キャンパスで開かれている『リレー講座』もその運動の一環なのだそう。私は湘南のほうで授業があって聴講したことはないのですが、会場には様々な年齢層の方がいらしているのだとか。

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結局、グリーン・ニューディールチームの論文のテーマは話し合いの結果、‘二酸化炭素排出をおさえ、日本の自動車産業の更なる活性化を促進させ、雇用問題の解決にも繋がる’“日本製エコハイブリッドカーの世界普及のための戦略研究”に行き着きました。
ほとんどのメンバーが未開の分野ですが、今まで蓄積した知識も活用しながら残りの1ヶ月強一致団結して突き進んでいきます!!多分。