やっぱり日本人女性の着物姿は美しい

今日は授業が終わった後、桜木町のヨコハマクリエイティブセンターで今日から開催されている『志村立美 美人画展』を観に行きました。

私が最も気に入ったのは『初詣』という作品。
リンク(http://www.shimuratatsumi.com/gallery.html)からとんでいただいて左から2番目の絵です。この伏し目がちの視線がいいですよね!梅が描かれた白地の着物もさることながら、格子模様の黒色の帯が本当に美しい…。髪につけたかんざしや花の飾りもかわいらしいです。今回は30点以上展示されていた(と思う)けど、この画家の描く着物の柄はどれも鮮明で綺麗でした。

他にも、木枯らし吹く中、風呂敷に包んだダルマを背負った女性や,湯上りに浴衣を着て化粧をしている女性の姿など、昔から行なわれてきたであろう日本女性の生活のワンシーンが美しく描かれていて、私自身は体験したことが無いものの観ていてなぜか非常に懐かしい気持ちになりました。

私が行ったのは、18時ぐらいなのですが、会場にいた観覧者は私ともう一人居たぐらいで好きな絵の前に何度も戻って眺めていました☆そうしているうちに、ヴァイオリンの生演奏が!! 今回はじめて行ったヨコハマクリエイティブセンターは床が石で天上がものすごく高いので、ソロのヴァイオリンの音色が会場内に響き渡っていてとてもきれい!ヘンデルの『オンブラ・マイ・フ』やドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』,モーツァルトの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』など、穏やかだけどちょっぴり感傷的な旋律が繊細な筆で描かれる淑やかな“美人画”によくマッチしていました。
美しい音楽を聴きながら、好きな絵を好きなだけ眺めていられるなんて、なんとも幸せな気分でした(^v^)

会期は本日23日から来週の28日までとかなり短いので、関心がある人は急げ〜〜!!→http://www.shimuratatsumi.com/event.html