日本フィルのベートーヴェン

午後はサントリーホールにて開かれた日本フィルハーモニー交響楽団の名曲コンサート<コバケンのベートヴェン>を聴いてきました。

一曲目は、『ロマンス』第2番。日本フィルのコンサートマスターソリストとして楽団と息の合ったアンサンブルを堪能。ベートーヴェンの曲って、聴いているとなんでこうも穏やかな気持ちになるんだろう。


二曲目は、ピアノ協奏曲第5番『皇帝』。
始まった途端、目の前の霧が晴れるような(最近精神的に病んでるので…、、)会場全体が清々しい空気に包まれていました。ソリストの明るく自信に満ちた演奏と小林研一郎率いる日本フィルの熱いサポートが合わさり、最後まで高らかなテンションを保ったままの素晴らしいコンチェルトを聞かせてくれました。拍手!


休憩後の三曲目は、私の大好きな交響曲第6番『田園』。演奏の前に、指揮者の小林研一郎氏のプレトークがあり、ドイツの風景の印象やヨーロッパでの指揮者コンクールの最終審査でこの『田園』を演奏したときの思い出を語っていました。

明るく朗らかな第一章、冒頭から指揮者の創り出す心地よい世界に引き込まれ―。繊細な旋律が多く登場する第二章はいろいろな管楽器が競うようにその美声を奏でていました。ブドウ酒とバッカスを思い起こさせる第三章では(←完全にディズニーの『ファンタジア』の影響です)、豪快で迫力ある演奏が会場内に響き渡り、歓喜に満ち溢れた最終章は弦楽器パートが特に美しかったです。

期待していた『田園』、とっても感動しました。
今回はそれにヴァイオリンのロマンス,ピアノ協奏曲がついて盛りだくさんの大満足でした(^v^)