鑑賞日記♪(神奈川トヨタ・クラウン・クラシック・コンサート)

今日は、学校が終わった後、桜木町のみなとみらいホールで行なわれた『神奈川トヨタ・クラウン・クラシック・コンサート』に行ってきました。これは、神奈川トヨタさんがお客さんや神奈川地域の人向けに行っている芸術鑑賞の機会提供および地域文化の振興(という、いわゆるCSR)で、今回が28回目だそうです。

演奏は、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(指揮は昨年からこの楽団の常任指揮者になった金聖響氏)。

一曲目は、メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)の『序曲「フィンガルの洞窟」』。
私はメンデルスゾーンの曲が持つあの“神秘的”で“湿っぽい”独特の雰囲気が大好きで、一時期『交響曲第3番「スコットランド」』を聴きまくっていた時期なんかもあったけど、この曲もそういう不思議な空気を感じることができる作品の一つで、神奈川フィルの繊細で迫力のある演奏も相まって素晴らしかった(TT)

続いて、同じくメンデルスゾーンの『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調』。
私今までメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲って、第1章の冒頭のあの重々しくて暗い旋律があまり好きではなく全楽章聞いたことがなかったのですが、今回第2楽章の穏やかな曲調の部分を知ることができて今回とてもよかったです。演奏は私が座っていた2階席まで独奏が非常に美しく響いていました。

休憩後に、今回のお目当ての曲である、ブラームス Johannes Brahms (1833-1897)の『交響曲第1番 ハ短調』。
このブラームスの1番は私が全楽章通して好きな数少ない交響曲の一つです。(他に好きな交響曲は、ベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)の田園と上にも書いたメンデルスゾーンスコットランド,あとはボロディン Alexander Borodin (1833-1887)の2番と3番ぐらい。普段はもっぱら交響詩と協奏曲,合唱曲ばかり聴いています。)

管楽器の揺らがない安定感のある演奏に加え、今回は弦楽器の繊細な響きに感動しました!!特に私が最も好きな第1章の中間部(私がもっているコリン・デイヴィス指揮バイエルン放送交響楽団の録音では6’40’’〜のトコ)の弦の美しいアンサンブルには鳥肌が立つ程!あ〜、幸せ♪

好きな曲だけでなく食わず嫌いだった曲もじっくり堪能できる美味しいプログラムでした(^v^)