中小企業の可能性/社長から学ぶリーダーシップ

今日の『リーダーシップ』の授業では特別に、ある中小の株式会社より代表取締役社長がSGSのキャンパスにいらして“リーダーシップ”,“中小企業”について講演をしてくださいました。

(実を言うと、社名掲載の許可も下りてはいるのですが、自分の文章表現に自信がないため伏せておきます。)

■『志』
講義のはじめにまず、「どんな人も、その人にしかできないことをするために(=使命)、この世に生まれてきた」「これに気づくか気づかないかは人生に多大な影響を与える」という社長の考えをお話してくださいました。『志をもつこと』の重要性を実際の“会社立ち上げまでの経緯”の話に絡めて聞かせてくださったことにより、具体的なイメージをつかむことができました。

■『独自性』
こちらの会社は現在、相関性を持った複数の事業(物流・卸売・小売・IT)を展開していますが、どれも買い手はもちろん、売り手のニーズにも対応した仕組みになっています。食品産業に常に付き纏う“鮮度”と“無駄”の問題にも新たな方法で以って対処されているところも、需要の高まりを後押ししている重要な要素であると推測しています。

■『社会性』
独自の経営方針で大成功を収めながらも、さらなる高みを目指して挑戦し続けている会社の姿に非常に感銘を受けました。

この“高み”とは、〈自分の会社の利益だけを追求すること〉ではなく、〈営業・販売対象を同じ中小企業に向け共に成長〉への試みや、〈経営が困難な自営農家を支援するため他の企業のトップと連携して新たな事業の設立〉などの社会への貢献を重視した目標のことです。これらの経営方針は、冒頭で述べられた「私たちは使命をもって生まれてくる」という社長の信念が大きく反映されたものであると改めて感じました。

■リーダーシップという観点から
自社の繁栄&社会貢献という明確な目標やチャレンジ精神など、社長がお話する姿には“行動力”が放つパワフルなオーラが溢れていました。
また、この会社では四半期毎に経営に貢献した社員を表彰する制度があるのだそうです。
高い目標を持ち着実な方法でグイグイ引っ張っていってくれる頼もしい存在に加えて、自分たちの働きをしっかり見て、かつ認めてくれる存在もまた、フォロワー(社員)にとってやる気を引き出す大きな要素であると再認識しました。以前本で読んだ東京ディズニーランドのスタッフのモチベーションアップの工夫を思い出しました(※)。
※ 定期的にスタッフを対象としたパーティを開き、来場者からの謝礼や上司から見て優秀だと認められたサービスの回数に比例してパーティ内で行われる“抽選会”での当選確率が上がるという方法。
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今日のお話からたくさんのことを学ぶことができました。
是非今後の企業調査,自分の希望する会社選びに役立てたいと思っています。

どうもありがとうございました(^v^)

(先週のブログで告知していたコミュニケーション能力の分析ですが、本日後半の授業では先週に引き続き“行動力”の概念を固める作業を行ったので、来週に延期になりました。)

では、また☆