理解すべきか慣れるべきか

(多分)生まれて初めてシュニトケ Alfred Schnittke (1934-1998)の音楽を聴きました。
来週聴きに行くコンサートの演目の中にシュニトケの『モーツ・アルト・ア・ラ・ハイドンMoz-Art À La Haydn』という曲があるので、予習のために図書館でCDを借りてきました。この作曲家の名前はよく耳にするので、どんな音楽だろう♪と楽しみにしていました。…が、
楽曲は不協和音の嵐!弦楽器をいっぱいいっぱいに鳴らしていて、まるで悲鳴を上げているよう。まだ慣れていないためかCD一枚通して聴くことができませんでした。というわけで、まだあまり聞き込んでいないのですが、第一印象…聞いていると、なんだかとっても不安な気持ちになります。精神が不安定な時に聞いたら発狂しそうな感じです。(Attention Please! - あの、念のため申し上げておきますが、これはあくまで私の感想ですので聞いたことのない方はこの記事を読んだだけでこの作曲家の作風を断定しませぬよう!)


絵にしても彫刻にしても現代アートって一見とっつきにくい印象がありますよね。えっ、無いですか?動作やアトリビュートからアプローチできる宗教画や神話を主題にした作品,見たままの情景を楽しむ風景画と違って現代美術って何を表現しているのか私にはさっぱり解らないのです。(単に私の頭が固いだけか???)
でも、デ・キリコ Giorgio de Chirico (1888-1978)の『預言者の報酬』は好きです。以前フィラデルフィア美術館で一目惚れしてから、このタイプの作品はフィーリングで鑑賞するようにしています。画像を載せたかったのですが、確か作品は作者の死後50年以上経たないと公有財産化しないなどという決まりをどこかで目にした記憶があるので(情報不確かですみません)、代わりにフィラデルフィア美術館の所蔵品情報のページをリンクしておきます。⇒http://www.philamuseum.org/collections/permanent/51288.html?mulR=2577
誰もいない駅舎の前の広場にギリシャ風の彫刻が置いてあって陽の光(私は夕日と判断)が影を作り出し何ともいえない幻想的な光景が広がっています。ありそうでない風景。